2007年11月21日

大学院卒業生たちの帰国

今日のロンドン:晴れ 昨日までよりも暖かい 昼は12度まで行く予定らしい

このごろ、大学院を終えて帰国する学生の挨拶が相次いでいる。彼らを見ていると、本当に人の数だけ違った人生があるというか、人の歴史ってひとつひとつが重いなぁ、としみじみ思う。

日本での就業経験のある大人もいれば、新卒のままこちらに来てマスターを終えた若者もいるが、彼らが口をそろえて言うのは「もう勉強は勘弁してほしい」ということ。「大学院の勉強に比べれば、仕事なんてチョー楽でしたよ。もう、早く社会人に戻りたい」というのである。入学前は「あれも、それも、終わったらこっちの学科もやろうかな」などと言っている彼らだが、「こういうこと言ってたよね」というと「イヤー、それはもう、言葉のあやってやつで。マジで勘弁してください」と言う。
ユニコンズが「大学院に入学した学生は、たいていがハゲて痩せる」というと、聞いている留学希望のひとたちは「エーッ、またまたぁ」と言うが、これはマジな話である(統計学上)。以前着ていたリクルートスーツのウェストを3回折しなくてはずり落ちてくる、という女学生や、ベルトの穴を二つこじあけて増やしたという男子学生・・・二つあけたということは、段階的に痩せ衰えていったのね・・・と思わず冷静に気づいてしまうユニ子。たいてい、冬(今の時期です)から本格的に痩せさらばえ・・・じゃなくて、痩身美容期間に入り、見た目も精神的にも仙人状態になっていく。しかも、たいていのコースでは日本人がたった一人しかいない、という状態で生き延びていかなくてはならないので、どうしても日本人の顔を見て日本語で話したかったといって授業の合間に2分だけ事務所に駆け込んでくる学生や、「日系企業の就職試験で久々に日本語をしゃべって癒されました」という電話をしてくる学生もいる。それって全然楽しいトピックではなかったと思うのだが・・・。それに癒されるくらい、日本語なしのカコクな環境だということである。おぉ、怖。ある意味、現代の怪談である。この環境に入ったことのない日本出発前の学生は「きゃっ、日本人一人なんて、それって理想的」などと言うのであるが、こういった発言には現役学生の鋭い眼光が飛ぶこと間違いなしである。まだ経験のない皆さん、こういう人に出くわしたら「わぁ、それって理想的な環境ですね」ではなく、「あぁー・・・そうですか、大変ですね」と言ってあげてください。何卒よろしく。

しかし、そんなこんなのサバイバルを生き延びた学生たちは、女性は聡明な光を、男性は精悍な知性を備えた顔つきにすっかり変わり、ついでにちょっと肉も取り戻し、皆共通してスッキリ晴れ晴れとした顔をして「いやぁ、これ(留学)のおかげでホント人生変わりました。」と言って、ユニコン当主に感謝のあいさつをして帰国していく。脇で見ていて本当に感慨深いというか、チョット目頭が熱くなったりするユニ子であります。

この人たちは、これから日本に帰ってばりばり活躍していくはずで、そんな彼らのこれからが本当に楽しみなユニコンズです。皆さん、出世してくださいね。学生時代のあれやこれやをネタにゆすりに行きますよ。ふっふっふ。

投稿者 unicon : 2007年11月21日 19:41