メイクアップセミナー・レポート -後編-
さて、ここからはショーもいよいよ大詰め、会場のボルテージも一気に上がった後半部分を追ってみましょう。
Leahのほうは引き続き男性モデルのメイクをやっている。そろそろ終盤にさしかかっていることもあり、だいぶコワキモさが増している。女子学生たちもキャーだのギャーだのと言いながら写メしていたが、さてどんな仕上がりになるのか・・・?すべてのマスク・ピースを載せ終わった後は、色をつけて仕上げていく。目の部分に黒くラインを入れていくが(ちょうど、容疑者の目もとに黒テープがかかっているような風情)、これは映画「ブレードランナー」のキャラクターから取ったらしい。こうしていろいろなもののイメージを断片的に取り入れながら、彼女なりの感性でそれを混ぜ合わせ、発展させ、まったく新しいものを生み出していくというその過程が手に取るようにわかり、観客にも興味深かったのではないかしらん。
それにしてもコワいメイクである。額横にオレンジの線を入れ、ハゲ部分に黒い色を塗り、パンクスの髪型や動物のしっぽからアイデアをふくらませたという毛(カツラと言っていいものか?)を頭に載せたら、とうとう完成!それまで体にかけていたケープを取り払うと、下にはなんと全身ホンモノのヘビ皮の衣装が!このコワキモ・メイク完成お披露目の瞬間には、会場にどよめきが走った。下が全身タイツだった、だとか、そういったお笑いの要素はこのショーにはなかったようである・・・。彼のキャット・ウォークに、身をのけぞらせながらもおサワリしてみようとする通路側の女性たち。ちなみに、こんなコワキモメイクを平然と作っているLeahも、日本の「お化け屋敷」は苦手なようで、ショーの後行った子供だまし程度のお化け屋敷にも耐えられず、何も見ずに目をつぶったまま中を疾走して5分の行程を30秒で出てきてしまったのであった。「リサーチ用にするもん」といって構えて入場したデジカメは、しっかりと握られたままレンズが開いた形跡はなかった・・・。
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続いてLeahも二人目に取り掛かる。こちらの女性モデルには、重度のケロイドと血管をつくる。時間の関係で完成形に近いところまで作ってあるので、あとは最終的な仕上げを施すのみ。チョコレートを溶かすときにする「湯せん」にかけて溶かしたゼラチンを塗り、でこぼこのクレーターが作ってある。こちらはさきほどのコワキモ・メイクと違い、リアルな負傷を再現するので現実的な迫力があり、ものものしい。しかしLeahよ、よくもこんなものを作っていて気持ち悪くならないものだ・・・。こちらもほどなく完成し、キャット・ウォークをして終了。
Lizの「常にクリエイティブであるためには自分に制限をかけず、常に新しいことに挑戦してくださいね」、Leahの「リサーチとドローイング、とにかくこれを怠らずにひたすらやってください」というそれぞれのメッセージを締めに、大喝采のもとデモンストレーションは終了した。
投稿者 unicon : 2005年12月20日 10:27