Illustration ユニ子のひと冬の経験@セントマ -その4-
皆さんこんにちは。ひと冬の経験をお伝えするのに春先になってしまってはかなわないので、残り2回を足早にお届けしましょう。終盤の第4回はIllustrationのレポートです。
今回見たのはIntroduction to Editorial Illustrationというクラス。教室のドアを開けるといきなり目の前に階段が登場して驚きましたが、それを上るとこぢんまりしたロフト風のスタジオが出現。教師用の部屋が半面ガラス張りになって仕切られており、温室風とでもいうのかしら、とてもいい雰囲気の空間でした。
学生は6人と超少人数。ここは男女半々ずつ、ティーンエイジャーから孫が居るというおばあちゃんまで年齢的にも幅の広い構成。先生は親切な男性で、「いやぁ、初日に二人いなくなったんだよ、彼らはこのコースはコンピュータを使ってやるもんだと思っていたらしいんだ。でも、ここってマニュアルじゃん?イメージと違ったみたいでさ」という彼に、「そうよねー、よくある話よね。でもさぁ、セントマみたいなアート・スクールにわざわざお金払ってクリスマス休暇にコース取りに来るのって、感性を磨いて新しいアイデアを発見して、クリエイティビティを広げるためなわけじゃん?コンピュータのスキルなんて、やろうと思えば自分でもできるわけじゃない?やっぱり、こうして手作業でアイデアと創造性を磨くコースで、同じ分野に興味のある他の学生とも触れ合って、っていうのがセントマに来る意味であり意義よねぇ」とユニ子がひと息で熱弁を振るうと、目を輝かせて「だよね、だよねぇ!!」と喜ぶ教師。
しばしこういう話をしたあと、教師が資料を見せてくれ、コース内容の説明をしてくれました。「まず、このガーディアン(新聞)から取ってきた記事を読むんだ。そこで、ここから発想したイメージを絵にして、まず出たものを皆で見せ合ってディスカッションするんだ。で、それを発展させていって、最終的なイラストレーションを作るんだ」・・・ウーン、日本人学生には辛いかも、このコース。エディトリアル・イラストレーションというと、やはり「イラストをつけるべき記事」がまず存在するんだから、まあ当然といえば当然なのだが、それにしてもキビシーっすね。ただ、そういう苦行を経るからか(?)出来た作品はどれもおもしろくてレベルが高く、そのまま実際の新聞・雑誌に使えそうなものばかりでした。
投稿者 unicon : 2008年03月03日 10:20