2000年02月01日
Graduate Preparatory Course -木谷 真貴さんの留学体験記-
授業で大いに役立つ日本の一般教養
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私が入学した予備コースは、さまざまな学部や学科への進学に対応できるよう、自然科学や人文科学、時事問題、文学、芸術など幅広いトピックを使っての英語授業がありました。授業を理解するには、日本語で身につけている一般教養が大変役に立ったと思います。一般教養や得意分野、雑学、趣味など、知識は多ければ多いほど、余裕や自信につながると思います。
予備コースの授業は、月曜日~金曜日までの10:00~13:00、14:00~16:00までです。予備コースは全部で20週ほどです。そのうち最初の5,6週は文法(前置詞、助詞、冠詞の使い方、時制など)と作文練習(150字から700字へと徐々に長くなっていく)、発音練習、読解です。中盤からは作文(エッセーを書く練習)に重点が置かれ、リスニングの練習は大学のレクチャー形式で行われます。最終段階では、プレゼンテーションの練習もしました。
中盤にはクラス再編成のための文法テストがあります。頻繁に出る課題の作文(エッセー)は、トピックの長さ、提出期限などが細かく指定され、たいへんハードでした。もし授業についていけなくなったら、ペースを落として年内の進学をあきらめてもう1年頑張るか、英語力があまり要求されないコースへ転換するのも、ひとつの方法だと思います。作文の添削やわからないことが質問できる個人指導の時間も設けられているので、利用するとよいでしょう。
予備コースの修了証書をもらうには、必要な時間数の出席と、コース最終に行われる試験で一定以上の成績を修めることが必要です。コース修了後、学部生になる場合、コース修了時の成績を審査基準にしないところやIELTSを基準にするところなど、各大学や学部によって異なります。中には、大学から入学許可さえもらえばコースの修了証書を必要としないところもあります。私の場合は、願書を出した大学の付属の語学学校の予備コースだったので、最終試験の成績がそのまま合否の基準になりました。
外国人扱いされないロンドンは気楽
予備コースは、それなりに費用はかかりますが、カリキュラムの構成はとてもよくできています。さまざまな母国語をもつ留学生に、イギリスの大学で通用する英語と論理を、短期間で効率よく指導するシステムが確立されていると思います。でも、英国流のおおらかさ(いいかげん?)、または個人責任主義(いいたいことややってほしいことは、ちゃんと主張する)などによって、初めの頃は学校に対してストレスを感じることもありました。
ロンドンは便利で活気のある都会。落ち着いた雰囲気が味わえる場所もあるし、心安らぐ自然もあります。夏は公園での散歩が気持ちよくてオススメ。公営のテニスコートもあって、安く借りることができます。それに、さまざまな人種が暮らしているため、外国人として注目されることもなく気楽です。大都会の常として、人々は互いに無関心ですから、気楽な反面、孤独にもなりがちです。
私は現在も英国に滞在中ですが、日本に帰ってこの経験を生かせる仕事についたとき、きっと「留学してよかった!」と思えるでしょう。
*木谷さんのプロフィール
日本の大学を卒業後、1999年4月から1999年9月まで、Londonのユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのGraduate Preparatory Courseに留学。予備コース修了後は、Master of Research in Library and Information Studies at University College London , University of London に入学。
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