2004年07月07日
留学はまだマシ?!-英国留学のススメ・その②-
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先日、突然今から10年前に留学したK君の訪問を受けた。聞けばコンピューター系の商社に勤務していて、スウェーデンに出張した帰りに立ち寄ったという。この学生で思い出すのは、彼の仲間も含めて全員がおしなべて勉強しなかったということだ。その結果彼も含めてせっかく英国大学に入学したにもかかわらず卒業できたのは少なかった。
しかしである。彼らの近況を聞くと真面目かどうかはべつにして、とにかく全員が社会人をやっているのだ。それも多くが留学の経験を生かした国際的な職場に居るという。そしてK君は「確かに僕は留学中不真面目で勉強もしなかったけれど、一番多感な時期に外国で生活し曲がりなりにも英国の大学で学んだことが、僕に生きていく自信をつけてくれたと思う。また自分ではたいしたことはないと思うけど、僕の英語力で今の日本では十分通用するし、会社でもそれなりに評価してくれるのですよ」というのだ。
その次の日、ある学生が来年の進学について相談にきた。彼女は日本でトップランクの大学を2年前に卒業したのだが、この就職氷河期にそれこそ頭にハゲができるほど就活してヤッと某デパートに潜り込んだものの、2年間ず~っと売り場で販売をやっていたという。もちろん本人はどんな職場であっても現場の仕事の積み重ねが必要なことは承知していたものの、この不景気の中、このデパート自体いつまで存続するかも分からないのに単に販売員としての経験でリストラということも十分考えられることに非常な危機感を抱いたそうだ。「是非私を雇って力を引き出し生かして下さい!!」とするいつも会社に依存する人生ではなく、自分の価値や能力を主体にした生き方を考えると、確かに一流の大学を出たということ以外彼女には何もないのだ。そして彼女は留学を決意したというのだ。
どうせ同じように「勉強しない」のであれば(もちろんするに越したことはないが)、日本で毎日緊張感も危機意識もない生活を若い時代に送るくらいだったら、留学したほうがはるかにマシなのだ。さしあたり外国で一人で生活するということは異文化のなかでの不安や外国語へのハンディを背負うわけで、所詮人間は一人であるということを絶えず認識し緊張もする。日本でだけしか通じない一流学歴を得る為にシャカリキになったり、それに反発しぬるま湯日本の中だけでゾクだヤンキーだとツッパッてみたところで井の中の蛙なのだ。その蛙たちの老後は少ない年金に不平を言いながら、海外といえば格安のパック旅行に参加するか商店街の福引をあてにするしかないのが現実だ。
自分なりの人生を歩もうとすれば日本だけでは狭すぎる。生きていく場所が世界に広がれば当然可能性は増す。だいいち北朝鮮と並び称される英語力の日本で英語ができればカッコいいし、良い生活ができるではないか。
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