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2013年10月03日

【コース体験記】TAKAKOさんのロンドン語学&アート留学記

10月に入り日本はようやく涼しくなりましたが、今年の夏は本当に暑かった・・・。と、毎年言っているような気がしますが、酷暑の日本を抜け出し “語学学校St.Gilesを4週間+セントーチンズの夏のアート大祭典 サマースクールを2週間” のユニコン式ダブルスクール留学から帰国されたフリーランスのグラフィックデザイナーTAKAKOさんがユニコン東京事務所に遊びに来てくれました。

(以下、ユニコンのステマ記事のように聞こえますが、TAKAKOさんが語った事実です。)

◆留学のきっかけ◆

―― TAKAKOさん、お久しぶりです。(ファッションがすっかりロンドンスタイルになっていてユニコンスタッフちょっぴり驚き)
今日はTAKAKOさんのロンドン留学について色々お話しを聞かせてください。
フリーランスのグラフィックデザイナーとしてご活躍されているTAKAKOさんですが、そもそも何故に留学をしようと思ったのですか?

率直に言うと“外を知りたい、外を見ないと息が詰まる”というのと“危機感”です。
日本は外からどのようにみられているのかということに興味があり、現在の環境と違うところに行きたい!という願望が強くありました。
そして、グラフィックデザイナーとしての将来を考えたときに、日本だけでなく海外のお客様とも取引ができたら、仕事の幅が広がるな、と思い英語力の向上を第一の目的に外に出ようと思いました。

◆留学先にロンドンを選んだわけ◆

―― ユニコンはロンドンの学校しかお付き合いがなく、他の留学エージェントのように英語圏の色んな国を紹介していません。ユニコンにお問い合わせいただいている方はそもそもロンドン留学希望者なので、そう言えばあまり皆さんに質問したことがなかったのですが、なぜロンドンを留学先に選んだのですか?

場所はニューヨークかロンドンを考えていました。理由は大都市だから。
私の仕事や状況を見るのに大都市以外に行くという選択肢はあり得ませんから。
最初は旅行経験があり馴染みが深いニューヨークにしようと思ったのですが、“TAKAKOはロンドンが向いているよ!”と複数の友人に言われたのが、私を未開の地ヨーロッパの大都市ロンドンに向かわせました。

―― そしてユニコンに辿り着いてくださった訳ですね!文化やビジネスの面で常に世界の注目を集めるロンドンこそがグローバルなキャリアを目指す日本人の留学先にふさわしいとユニコンは考えます。ユニコンは英国留学でなく、ロンドン留学を提案します。

ロンドンに行こうと決めたのが2012年12月。
仕事もしているし、半年や1年という時間は割けないものの、短期間で語学だけでなく“おケイコ留学”も経験できれば良いなと思いました。出来ればデザインに関係することが良かったので、インターネットで検索したらユニコンが出てきました。

◆留学計画◆

―― ユニコンに初めてお問い合わせくださったのが12月上旬ですから、さすがの行動力!
短期留学は出発の3ヶ月前くらいに手配をすればスムーズに準備ができますが、12月に事務所に来てくださった時点で2013年夏の留学を計画されてましたね。それはまたなぜ?

夏にしたのは荷物が少なくてすむからです(笑)。スーツケースは軽い方がいいですので。
2013年3月には語学学校とセントマのサマースクールの手続きを全て済ませていました。

◆語学学校◆

語学学校はユニコンから薦められたSt.Giles のCentral校に行きました。
St.Gilesはロンドン北部の高級住宅街にあるHighgate校もありますが、私はとにかく都心が良いので迷わずCentral校にしました。
本当にロンドンのド真ん中にある最高の立地で、学校から徒歩でギャラリーにもミュージアムにも行く事ができます。授業は午前のみにしていたので、午後の空き時間に毎日2つはギャラリーやミュージアムに行っていました。
私の英語レベルはIntermidiate(中級)。4週間受講しました。
クラスメートは、スイス3人、ロシア2人、ブラジル2人、イタリア・スペイン・トルコ・アルゼンチンが1人と国際色豊かでアジア人は私ひとりでした。
年齢は17歳から40代までバラバラです。ロシア人のクラスメートは旦那さんと子供も一緒にロンドンに来ていて3人でSt.Gilesに通っていました。日本人の感覚からすると驚きですが素敵ですよね!
他にも旦那さん・子供は国に置いてきて参加している人もいて、文化の違いを感じました。
実は昔、日本の語学学校に行ってたことがあるんです。
日本の学校と比較すると、クラスメートはみんなよく発言をします。文法の間違えなど気にせず沢山話します。語彙力が圧倒的です。
クラスメートの発言力を見ていて、細かいことを気にせず、積極的に発言すること、何が言いたいかを伝える、という事が大切だと気づかされました。
自信を持って話すこと。こちらが引いてしまうと押されてしまうので、強気で自信を持って話すことがとても大切なのだ
と、英語力以外の面でもとても勉強になりました。
(そうなの!日本人に足りないのは勇気と自信なの!byユニコンスタッフ)

私が語学学校に通って思ったことは、同じレベルの人と話すのが一番上達するということです。授業の後に一緒にランチをしながら1時間話す。みんな英語の勉強のために来ているので、意見交換が積極的だし、お互いに理解しようという姿勢だし、わからないレベルも一緒なので、その時は一緒に考えたりもできます。
英語のレベルが自分より高すぎる人とだと、私の英語を推測して話されることが多いので、私が言いたい事を代わりに言われて私がYESかNOで答えることが多く、なかなか練習にはなりませんでした。

ロンドン滞在中にIELTSの試験も受けました。そしてSt.Gilesの授業内容が本当に役立ちました!
なぜなら、授業の進め方がIELTS試験に応用が効くことばかりだからです。
わからない単語が出てきたら辞書を使わせず、その単語を知っている他の学生に説明させる。これによってスピーキングのトレーニングになります。文章がプリントで配られ、5分という制限時間内に読み、トピックについてディスカッションする。IELTSの対策は必要なのかもしれないけど、St.Gilesの授業を受けて自分で復習をしたらある程度なら十分やっていけると思いました。

先生とも2週間に1回面談があって、ロンドンでの暮らしや、寮での生活など、多方面にわたって相談に乗ってくれてとても親切でした。
日本に帰ってからの勉強方法やおすすめの本、文法のサイトなどのアドバイスもいただけましたし、自分から積極的に話して質問をすればきちんと教えてくれます。

◆語学学校のソーシャルプログラム◆

週末の1 day tripやミュージカルのチケットが£20~30で購入できたりとソーシャルプログラムもたくさん提供してくれました。
デッサンのクラスやPub crawlがあるのはロンドンならではだと思います。
他にも、本屋さんがあって学割がきいたり、放課後クラブでグラマーのレッスンがあったり。DVDのレンタルサービスもありました。

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★週末トリップで訪れたストーンヘンジ★

◆セントマーチンズのサマースクール◆

―― 大満足のSt.Gilesでの日々が終わり、次はセントマのサマースクール、“Graphic Design for Beginners”と“Designers London”の2コースを受講されましたね。こちらのお話も聞かせてください。

留学を終えてまず思ったのは、セントマのサマースクールに通っていた時期は行って語学力が落ちたと思いました。
やはり語学学校ではないので、間違った文法で話しても誰も指摘してくれないし、講義は受け身の時間もあり、発言できる機会が語学学校と比べるとどうしても少なくなります。
“ロンドンの学校にいる”だけでは絶対に英語は伸びないことを強く実感しました。
美術の学校はあくまで美術の学校なので、「語学」は別途、語学用に勉強しなければ語学は上達しないことを感じました。

(あーもー、ユニコンスタッフが学生にウザがられ嫌われながらも、口うるさく毎日言っていることを伝えてくれてありがとう!涙目。)

英語力の面では当然ですが、セントマの前に語学学校に行って本当に良かったです。St.Gilesのクラスメート達の発言力や姿勢から、謙遜せずに話す度胸がつきました。

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★Graphic Design for Beginnersの授業風景★

◆Designers London◆

セントマのコースはどちらも面白かったですが、特にDesigners Londonは日本では経験できないことや、一人でロンドンに旅行に来ていたら出来ない体験ばかりでした。
今日はソーホー、今日はショーディッチというようにロンドンの街の至る所に行きました。企画展を観に行って作品についてリサーチして、最後はブログにアップします。

Designrs Londonのブログはこちらhttp://designerslondon.tumblr.com/

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←ギャラリーで撮影した作品

先生の知り合いのデザイナーのスタジオやどこにも情報が載っていないようなギャラリーに行けたのが良かったです。
まさにこれから有名になるであろうupcomingなアーティストの作品、ロンドンのアート&デザインの“現在”を身をもって体感できました。

日本と大きな違いを感じる日々は、 “外を知りたい、見たい、外から日本を知りたい”という留学の目的をいとも簡単に叶えてくれました。
ロンドンはアートが大切にされていて、人々の身近にあるもの、そしてどんな表現でも許されているように感じました。ナショナルギャラリーなどほとんどの大きなミュージアムは無料だし、作品の撮影が許可されている美術館が多く、とてもオープンな感じでした。
逆に色んなことがオープンだから、アイディアを盗まれるのでは?と思うのですが、いいものは共有して高め合っていこうという姿勢。
ほどよく干渉しない個人主義。でも、見知らぬ人が服装を誉めたり、と気軽に話しかけられる。ポジティブなことにはとてもフレンドリーなのが心地良かったです。

そして、セントマの先生は学生の良い所を見つけて引き出す術を知っているように思いました。先生自身がとにかくデザイン、アートが大好きなんだな、というのが強く伝わりました。

自分の知的好奇心の対象に関しては本当に貪欲。
自分の作品に活かすためのアイディアだったりリサーチというものを、“先生”と言われる立場でも情熱が枯れることなく感情の赴くままに行動に移している姿には感心させられました。
そんな情熱的な先生でも授業はキッチリ時間通りに終わります。
質問は必ず授業内にしなくてはならないんですよね。授業内で質問することでまた学生達がお互いを高め合える。授業というのは先生から学生への一方通行ではなく、学生も参加して一緒に作り上げていくものだと気付かされました。
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◆ロンドンのおすすめアートスポット◆

―― 美術館やギャラリーを数多く回られましたが、そんなTAKAKOさんのおすすめはどこですか?

サマセットハウスが一番好きです!
http://www.somersethouse.org.uk/

ロンドンの夏は日が長いので、トラファルガー広場でオペラを屋外上映していて日本ではあまりできない経験なのでおすすめです。

◆語学&アート留学 in ロンドンを終えて◆

―― 6週間とは思えないほど濃密な時間を過ごされましたね!TAKAKOさんの今後の展望などを最後に聞かせてください!

国内だけの案件ではなく、海外の案件にも携われるようにしたいなと思っています。
英語はこれからもちゃんと勉強していきたいと思います。ショートカットは無いと気づきました。毎日コツコツと積み重ねていきたいと思います。

投稿者 unicon : 11:56