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2009年07月14日

~フォト・レポート~ File.2 村上明子さん①

AKIKOのFASHIONらいふ
-I LOVE ろんどん、ときどき xx-


LCFを卒業ほやほや、現在マイ作品のエキシビションを企画中の明子さんが、コースのこと、ロンドン生活のこと、あれこれぶっちゃけ!
で、実際のとこどうなのよ、ロンドンって、ファッションって?





こんにちは!村上明子です。先月末にLCF(London College of Fashion)のDiploma in Hand Craft Tailoringを卒業したばかりのファッション学生です。今は友人とファッションのエキシビションを企画している最中で、9月のロンドン・コレにあわせたLondon Fashion Week中に公開できるように準備しています。このエキシビションについても今すぐここでご紹介したいんですが、「お漏らし厳禁!」情報公開が禁止なのでまだ詳細をお伝えできないのが残念です。発表は9月を待つことにして、それまでの間はコースのこと、ロンドンライフのことをお届けしますね!


ABC Diploma Handcraft Tailoring

まずは、私の学んだコースの様子を写真つきでレポートします!

先生が作り方のお手本を見せているところ。私のコースは、テーラーの技術を学ぶコースなので、先生の技術を盗むのみ。日本と違ってプリントはほとんど配られないので、とにかく先生が情報源。
先生がお手本を見せている時は、クラス全員が集中してカメラを回したり、メモしたりして、かなり意欲的!みんな必死!



私が授業で作ったとってもPINKYなトラウザーズ(ズボンのこと、イギリスではトラウザーズっていいます)。


これもビスポーク式なのでミシンより手縫いがほとんど。そしてかなり面倒な仕組み。ちなみにビスポーク式というのは、既製品と違って、一人ひとりのお客さんの身体にあわせて一から型紙を仕立てて縫いあげるやり方のこと。「特注」というとわかりやすいかな?
実を言うと、これを作っている時は地獄でした。私のクラスにはテーラーを教える先生が二人いるのですが、優秀な方の先生アンが腰の手術で2週間程お休みし、もう一人のひょうきんな先生アントニーが全ての授業を任されていました。私はこの時クラスで一番進むのが早かったのでよくアントニーに作り方を訊いていたのですが、そんなアントニーは時々作り方を思い出せない顔をして勘で答えます(笑)。私はこの勘で何度も失敗をする羽目になったので、このトラウザーズは苦い思い出なのです。それ以来、アントニーの言う事には半信半疑で聞いていましたね。でも。こんな適当に教えられるのにも関わらず、クラス誰一人としてアントニーを見放さなかった。何故なのでしょう?それは、いつも元気で、ひょうきんで、口が上手くて、作り方を尋ねると喜んで教えてくれる、そんなアントニーの人の良さ、キャラクターがカバーしていたのだと私は思います。


明子さんが「TIF」という名前で活動中のバンド
「PLASTICZOOMS」のアルバムが発売!

こちらでチェックしてね

投稿者 unicon : 10:20 | コメント (0)

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