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2010年05月20日

~フォト・レポート~ File.3 相川光子さん 4月報告

こんにちは。東京では4月に雪が降ったとか、こちらは火山灰でパニックになっていました。

3月19日に2学期が終了し、3月22日から3日間語学センターのProgress 2010(学内の英語試験、IELTSに相当)の準備クラスを受講、1日目はLanguage Knowledge、2日目はReading、300語のWriting、3日目はSpoken Language(模擬練習)。 

15人クラスなのに、きちんと出席した人は5人。Holbornで実施のクラスはみんな出席していたそうです、しかし、先生が同じことを何回も言うとのことでした。先生により授業にばらつきがあるのも英国のdiversityでしょう。

試験日は3月25-26日、 4月29-30日、5月27-28日の3回あり、1回のみ受験できます。3月25-26日を受験したところ、受験者数がすくないので1日で終了しました。10業務日以内に結果がでるそうです。

4月8日(木)に結果をLanguage Centerに取りに来いとemailが届きましたが、次の日も、月曜日もイースターの休み。Readingが全然できなかったのでだめだと思っていたら、6, 5, 5.5, 6.5でOverallで6となっていたので、IELTSを受験しなくてすむし、Unit 7に集中できるのでよかったです。


イースターの休みが始まって1週間後、学校から学生宛の一斉メールが届く。
4月19日には group critiques があり、休み中( A series of at least 25 developmental works )の成果をすべて持参するようにと檄を飛ばしてきました。


3月30日、National GalleryでLunchtime Talkを聞いた後、外に出るとトラファルガー広場が封鎖されていた。カナダ大使館方面に爆発物をしかけたと通報があったため、警備し、確認しているとのこと。モスクワの地下鉄の自爆が影響しているのか?


4月1日、The Cunning Little Vixen[利口な女狐の物語](1924年初演、ヤナーチェク作曲)を観ました。http://www.roh.org.uk/discover/opera/thecunninglittlevixen.aspx

初めてのオペラなので平易かと思い、£10のベンチ席(5階席)をネットで購入しました。舞台は中央に大きな輪が垂直に立ち、(出演者が内輪の上に立つと回転する)、天井からは両サイドに車輪が吊るされ、床には弧の形が2個(これも移動する)とギアの半弧が設置、これらは回転して時間の経過を表現しているようでした。

途中、鶏小屋やパブの場面でイスとテーブルとが出てきて場面展開はありますが、森が主体です。話は賢い子狐が森番に捕まえられ、彼の家で育てられ大人になり、逃げ出し、森で出会った狐と結婚し、子供が次々と生まれる。森番は過去を語る。

幕があくと、宙づりで蝶々役が飛びかったり、蚊?の役が2台の空中ブランコで行きかったり、森のいろいろな動物がバレエを踊るので、間違えてバレエの切符を購入したかと思いました。話は生命賛同、生命の循環のようですが、舞台はさまざまな動物に扮装した歌手やバレリーナ、子狐役の子供たちと多数が登場し楽しいものでした。


4月2日、BBCのニュースで小学校の全国一斉テストに教師が反対していると報道、親がインタビューに応えて自分の子供はDyslexiaなので.....と話していた。小学校の段階でもうDyslexiaが判明するのかと認識を新たにしました。

学校では障害者と同様にDyslexiaをサポートすることが法律で定められていて、専任の人が勤務しています。その方にessayが書けないので指導を受けていましたが、多忙になったため英語の個人指導を受けられなくなりました。語学のサポートは文法的な誤りは正してくれるが、筋道をたてる、論理的に考える、客観的に見て欠けている点等の指摘はないので残念でした。予算が別枠なので。


4月6日、ブラウン政権が解散宣言、5月6日に選挙です。


4月15日、アイスランドの火山が爆発して、その火山灰が飛んできて、飛行機のエンジンに影響するので、スコットランドではすべての飛行機が運航中止、イングランドにも影響がでてきそうだそうです。

郵便物の発送について聞かれて、16日に小包を送ったことを思いだしました。課題に使うため日本からお茶運び人形の組み立てキットを送ってもらい、完成したのに、ゼンマイ部が動かず製造元に照会したら、本体を送り返すように指示があり。なんとラッキーなんでしょうか、新学期の初日のプレゼンテーションに間に合ったと思ったら、人形を日本に送り返すことになり、その小包は滅多にない火山灰の影響で遅延となるとは。


4月19日、3学期開始。朝の連絡で残り3週間しかないので、課題作成に集中するように、その他もろもろのご注意があり。加えて朝8時から夕方7時までスタジオは使用可能だと先生は言っていたけれど、休み中もスタジオを使わしてくれたほうがいいのにと思いました。


4月20日、面接があるので主任の先生にポートフォリオを見てもらったら、最近展覧会に行ったかと聞かれ、行っていないと答えたら、今日の午後か翌日14:30の面接の前に見ておくようにと3ヵ所のギャラリーのリストを渡され、担当の先生から指示されたポートフォリオに入れる作品製作を中断して出かけてきました。

<http://www.timothytaylorgallery.com/>
Agnes Martinの作品は淡い色調でよかったです。先生から指示されたその他作家の展覧会より、キネティックの作品展が自分の今の課題に役立ちました。ブザーを押して入るギャラリーに先客にくっついて入ると、常客の上客の方々なようでギャラリーの人と親しげに会話をしていました、壁にミロ(50号くらいが2点)、キリコ、ピカソ(100号以上が2点)、等々が掛っていました。さすがLondon、製作をさぼって来る甲斐がある。


4月21日、再面接に行き、Wimbledon College of ArtのBAに進学できることになりました。家に戻り、みなさまにご報告しようとPCの電源を入れたら、画面は真っ暗。

翌日、学校のパソコンで修理してくれるところをネットで検索。金曜日に学校をさぼり、行ってみました。ハードディスク本体の交換が必要とのこと、いつ仕上がるかなかなか知らせてくれず、午前中のWorkshopは諦めて、待つこと待つこと。

先客の修理が出来上がったのでもう少しかと思ったら「あと1時間はかかるよ」といわれたのが13:30。夕方に引き取りに来ることにして、いそいでバスに乗ったら、タワーブリッジの少し手前を右折、ギャー、降りなきゃ。学校に15:00の到着、14時からの英語クラスに1時間遅刻で教室に行ったら、10数人の学生さんが絵を描いている...。マーチン(オリエンテーションの時の先生)が出てきた。とりあえず、進学先が決まったと報告。受け付けて教室変更を聞いたら、誰も学生が来ないので先生は帰られたとのこと。スタジオに向かったら、今からLectureがあるよとみんな移動を始めたところに行き合った。

こんな様子で1年が過ぎ、今日はLondonマラソンです。去年はタワーブリッジのところで応援できて楽しかったですが、今年は出かけて行く時間はないので作品を作りながらテレビ観戦をします。

家の庭の桜


ハイゲート ウッドのりす
写生に行ったら木にとまっていたので、待っててねと言ったら、ポーズをしてくれました。


バッキンガム パレス

セント ジェームス パーク


ワーウイック貯水池(Londonの水道水の供給源のひとつ)付近の川
橋の向こうの水門の上流には青色とその左のグレーのボートのほかにもたくさん繋留されていました。

投稿者 unicon : 14:45

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